構造・規模 木造 2F、1F一部RC造
竣工 2006/05
受賞 石川建築賞(平成19年度)、中部建築賞(平成19年度)、日本建築家協会優秀建築選2007
建物は施主の生家で過去の増改築により過半は変更されていたが、町家の空間構成は残っていた。
改修にあたり、土蔵の吹抜け廻りの魅力の再構築。
車1台の車庫確保。
1階に趣味の陶芸工房を設け、土蔵を人が交流できる場とする。
耐震性の見直しとしてベタ基礎と筋交に代わるRC壁を設置する。
冬の寒さ対策として車庫を除き床暖房をしている。
施主の要望に応えるにあたり、「時や場が持っている記憶を生かす」ことを念頭に、
単なる修復ではなく、心地よく暮らせるよう、間取りや空間を積極的に再構成し、
新旧の対比を表しながら、現代の住宅として機能することを目指している。